整体師になった経緯
このページでは、私が整体師になった経緯を書きたいと思います。
■トライアスロンとの出会い
大学4年の頃のことです。
当時硬式テニス部に所属していた私ですが、研究室のOBが集まる旅行に参加した私は、旅行先でテニスをしていました。
そこで、脚を捻挫してしまったのです。
すこし太り始めていたのを気にしていた矢先だったので、体重のせいで足首を捻挫したんだろうと思いました。
それで、ダイエットを決意します。
ところが、足首を捻挫したので、走る事が出来ません。
そこで、夏の間、大学のプールで黙々と泳ぎ続けました。
足首に負担がかからないように、バタ足をしないクロールで。
夏が終わるころには、この泳ぎ方で1kmくらいは泳げるうよになっていました。
そして、ダイエットも8kgぐらいの減量に成功し、身体がとても軽くなって嬉しかった事を覚えています。
この経験がきっかけになり、もともと興味を持っていたトライアスロンにチャレンジする事を決意します。
トライアスロンの練習を開始してまもなく、お酒を飲んだ翌日のトレーニングがキツイという事に気がつきました。
それが、例え缶ビール一本だとしても、体の重さが違うのです。
それまで、どちらかというとお酒が好きだった私が、缶ビールさえ飲まなくなってしまった事に、周囲の友人たちは、信じられないという顔をしました。
この頃から、どうしたらトレーニングの質を上げる事が出来るか、効果を出す事が出来るか。
また、どうしたらトレーニングの疲労を効率よく取り除く事事が出来るのか。
何を食べるか、何時間寝るか、どういうトレーニングをしてどういうケアをすればいいのか。
トライアスロンという持久系の競技は、人間の総合力が試されるのです。
ただ、筋力や筋持久力、心肺機能だけではなくて、消化吸収能力や、疲労回復能力まで、すべての力が試されます。
トライアスロンに参戦して2戦目。鹿児島県の徳之島で行われたレースに参加したのですが、
レース当日は好天に恵まれ、6月といえども南国の日差しは真夏のように容赦なく照りつけていました。
そんな中、私はレース経験も浅かったせいもあるのですが、バイクパートでハンガーノック状態になってしまいました。
ハンガーノックとは、要するにガス欠状態で、エネルギーがきれてしまったために、身体が動かなくなる事を指します。
そのとき、バイクジャージのポケットに、参加賞としてもらったカロリー〇イトがある事を思い出し、乾いた口でぼそぼそと必死で飲み込みました。
すると、見る見るうちに身体に力がみなぎってくるのがわかりました。
また、そのレースは、とても気温が高かったため、脱水症状を訴える選手が続出しました。そのためか、エイドステーションには、大量の塩が盛られ、選手はそれを舐めながら走っていました。
また、水をのみ過ぎて、胃が水分を受け付けない状態になっている人もかなりいて、そうなると、脱水症状は免れません。
まさに、トライアスロンは、内臓も丈夫でなければならないスポーツでした。
また、トレーニングで大量に汗をかいた日は、喉が渇いて夜中に目が覚める事がよくありました。
そんなときの為に、水筒を枕元において寝るのですが、喉が乾いて目を覚まして、その水筒の水を飲むと、すぐに汗が噴出してきます。
そんな体験をするにつれて、人間の身体の凄さ、面白さに興味を持つようになりました。
また、アマチュアアスリートではありましたが、レース前はコンディショニングに気をつかいました。
レース当日のコンディションが、レース結果に直接現れるためです。
レースの一週間前からお酒を控え、睡眠をたっぷり取ります。
食べ物も、胃腸になるべく負担がかからない、腹持ちの良いものを選びます。
まさに、生活のすべてが、トライアスロンを中心に回っている感じでした。
■サラリーマンはプロじゃないのか?
こうした経験によって、人間の身体に興味を持つようになった私ですが、トライアスロンを始めたのは、すでに、大学院に進学してからでした。
わがままを言って、大学院まで行かせてもらったわけですから、当然、その方向で就職する事を考えていました。
トライアスロンはあくまで趣味だったのです。
ところが、サラリーマンになって一つ疑問に思う事がありました。
それは、あまりにもコンディショニングについて、何も考えていない人が多い、ということ。
残業が続いている私に向かって、
「たいへんそうだなあ、たまには飲みにいくか?」
と、誘ってくる先輩。
「早く帰って寝たほうがいいぞ。」のほうが、正解だと思うのだけど。
飲みに出かけて、午前2時、3時まで飲んで、翌日二日酔いでくる人。
栄養のバランスなんて、絶対考えていないと思われる食事をする人。
タバコを一日に何本も吸う人。
サラリーマンって、サラリーをもらっているって事は、プロフェッショナルと言うことだと思う。
アマチュアのトライアスリートだって、アレだけコンディショニングに気をつかっているというのに、なんで、プロフェッショナルがこの程度なのか?
コンディションを調整して、最高のパフォーマンスを発揮するのが、プロフェッショナルなのではないのか?
そんな疑問が湧いてきました。
■からだを壊すまで働いて一人前?
ある時、関連会社の同い年の友人に久しぶりに会ったら、げっそりと痩せていてビックリした事がありました。
彼は、某大学の水球部出身で、ガタイが良くて、いつも元気でナイスガイだったのですが、見る影もなくなっていました。
私が驚いた顔をしていると、隣にいた彼の先輩が、
「こいつ胃潰瘍で入院していたんだよ。これでこいつも一人前だよ。」
と言ったのです。
「病気になって一人前。」
勿論、冗談で言った事はわかっていますが、そういう冗談が出ると言う事は、日本のサラリーマンの多くの人の潜在意識の中に、こういう価値観があるんだという事を、まざまざと見せ付けられた気がして背筋が寒くなりました。
彼の会社は、日本でも有数の超一流企業です。
その会社の社員でも、そういう感覚があるという事に恐ろしさを覚えました。
■私がうつ病に。。
そんな、人一倍コンディショニングに気をつかっていた私ですが、
あるとき、いつの間にやら、火中の栗を拾うような案件をまかされてしまう事になりました。
いわくつきの案件なので、客先には、私がべったりと張り付いて仕事をしていると言ってありました。
実際は、私は別の案件も沢山抱えていたのですが。
さらに、悪い事に、そのいわくつきの案件を手伝ってもらっていた業者の方が、突然、交通事故で亡くなってしまったのです。
昨日まで一緒に働いていた人が、いきなり亡くなる。
この衝撃は、私にかなりのダメージを与えました。
死ぬのなんて、まだまだ先の話。
70代くらいのことだろうと思っていたのですが、人間ってこんなにあっさりと逝ってしまうんだと言う事を実感して、私は混乱しました。
死は、ずっと先の話ではない。いつも身近に、すぐそこに潜んでいる。
たまたま、今までそれに出会わなかっただけなのです。
もしかしたら、今日会社から帰る途中に、車に撥ねられて死んでしまうかもしれない。
これは、私の人生観にとって、コペルニクス的といえるくらいの変化をもたらしました。
それまでも、人生について悩む事は多々ありましたが、この出来事以降、深く深く考えるようになり、
その挙句、うつ病になってしまいました。
病院に行かなかったので正式に診断はされていませんが、当時の状態から考えると、間違いなくうつ病と診断されたと思います。
■やっぱり好きな事をやろう!
トライアスロンに出会って、人間の身体の面白さに惹かれた私は、
普通のサラリーマンたちのコンディショニングの不味さや、
仕事でからだを壊してしまった友人のような人を減らす為に、
何とかしたいと思うようになりました。
そして、人生は一度きりしかなく、しかも、いつ終わるかわからない。
そういう現実に直面して、
「いつかやりたい事をやろう。」と思ってきたけど、そのいつかは来ないかもしれない。やるなら今しかない。
そう思うようになったのです。
それで、会社を辞めて、整体師になる事にしました。
■整体師としてやりたいこと
やはり、多くの方に健康大切さを知っていただき、コンディショニングに力を入れていただきたいと思っています。
そのためのお手伝いができれば幸いです。
しかし、自分ひとりでは限界があります。
幸い、私は、整体専門学校の講師をしております。
多くの優秀な整体師を育て、沢山の方を健康にしたいと思います。
こんな私に興味を持っていただけたなら、ぜひ、あおぞら整体院に来てください。
私が、責任を持って、コンディションを調整させていただきます。
■トライアスロンとの出会い
大学4年の頃のことです。
当時硬式テニス部に所属していた私ですが、研究室のOBが集まる旅行に参加した私は、旅行先でテニスをしていました。
そこで、脚を捻挫してしまったのです。
すこし太り始めていたのを気にしていた矢先だったので、体重のせいで足首を捻挫したんだろうと思いました。
それで、ダイエットを決意します。
ところが、足首を捻挫したので、走る事が出来ません。
そこで、夏の間、大学のプールで黙々と泳ぎ続けました。
足首に負担がかからないように、バタ足をしないクロールで。
夏が終わるころには、この泳ぎ方で1kmくらいは泳げるうよになっていました。
そして、ダイエットも8kgぐらいの減量に成功し、身体がとても軽くなって嬉しかった事を覚えています。
この経験がきっかけになり、もともと興味を持っていたトライアスロンにチャレンジする事を決意します。
トライアスロンの練習を開始してまもなく、お酒を飲んだ翌日のトレーニングがキツイという事に気がつきました。
それが、例え缶ビール一本だとしても、体の重さが違うのです。
それまで、どちらかというとお酒が好きだった私が、缶ビールさえ飲まなくなってしまった事に、周囲の友人たちは、信じられないという顔をしました。
この頃から、どうしたらトレーニングの質を上げる事が出来るか、効果を出す事が出来るか。
また、どうしたらトレーニングの疲労を効率よく取り除く事事が出来るのか。
何を食べるか、何時間寝るか、どういうトレーニングをしてどういうケアをすればいいのか。
トライアスロンという持久系の競技は、人間の総合力が試されるのです。
ただ、筋力や筋持久力、心肺機能だけではなくて、消化吸収能力や、疲労回復能力まで、すべての力が試されます。
トライアスロンに参戦して2戦目。鹿児島県の徳之島で行われたレースに参加したのですが、
レース当日は好天に恵まれ、6月といえども南国の日差しは真夏のように容赦なく照りつけていました。
そんな中、私はレース経験も浅かったせいもあるのですが、バイクパートでハンガーノック状態になってしまいました。
ハンガーノックとは、要するにガス欠状態で、エネルギーがきれてしまったために、身体が動かなくなる事を指します。
そのとき、バイクジャージのポケットに、参加賞としてもらったカロリー〇イトがある事を思い出し、乾いた口でぼそぼそと必死で飲み込みました。
すると、見る見るうちに身体に力がみなぎってくるのがわかりました。
また、そのレースは、とても気温が高かったため、脱水症状を訴える選手が続出しました。そのためか、エイドステーションには、大量の塩が盛られ、選手はそれを舐めながら走っていました。
また、水をのみ過ぎて、胃が水分を受け付けない状態になっている人もかなりいて、そうなると、脱水症状は免れません。
まさに、トライアスロンは、内臓も丈夫でなければならないスポーツでした。
また、トレーニングで大量に汗をかいた日は、喉が渇いて夜中に目が覚める事がよくありました。
そんなときの為に、水筒を枕元において寝るのですが、喉が乾いて目を覚まして、その水筒の水を飲むと、すぐに汗が噴出してきます。
そんな体験をするにつれて、人間の身体の凄さ、面白さに興味を持つようになりました。
また、アマチュアアスリートではありましたが、レース前はコンディショニングに気をつかいました。
レース当日のコンディションが、レース結果に直接現れるためです。
レースの一週間前からお酒を控え、睡眠をたっぷり取ります。
食べ物も、胃腸になるべく負担がかからない、腹持ちの良いものを選びます。
まさに、生活のすべてが、トライアスロンを中心に回っている感じでした。
■サラリーマンはプロじゃないのか?
こうした経験によって、人間の身体に興味を持つようになった私ですが、トライアスロンを始めたのは、すでに、大学院に進学してからでした。
わがままを言って、大学院まで行かせてもらったわけですから、当然、その方向で就職する事を考えていました。
トライアスロンはあくまで趣味だったのです。
ところが、サラリーマンになって一つ疑問に思う事がありました。
それは、あまりにもコンディショニングについて、何も考えていない人が多い、ということ。
残業が続いている私に向かって、
「たいへんそうだなあ、たまには飲みにいくか?」
と、誘ってくる先輩。
「早く帰って寝たほうがいいぞ。」のほうが、正解だと思うのだけど。
飲みに出かけて、午前2時、3時まで飲んで、翌日二日酔いでくる人。
栄養のバランスなんて、絶対考えていないと思われる食事をする人。
タバコを一日に何本も吸う人。
サラリーマンって、サラリーをもらっているって事は、プロフェッショナルと言うことだと思う。
アマチュアのトライアスリートだって、アレだけコンディショニングに気をつかっているというのに、なんで、プロフェッショナルがこの程度なのか?
コンディションを調整して、最高のパフォーマンスを発揮するのが、プロフェッショナルなのではないのか?
そんな疑問が湧いてきました。
■からだを壊すまで働いて一人前?
ある時、関連会社の同い年の友人に久しぶりに会ったら、げっそりと痩せていてビックリした事がありました。
彼は、某大学の水球部出身で、ガタイが良くて、いつも元気でナイスガイだったのですが、見る影もなくなっていました。
私が驚いた顔をしていると、隣にいた彼の先輩が、
「こいつ胃潰瘍で入院していたんだよ。これでこいつも一人前だよ。」
と言ったのです。
「病気になって一人前。」
勿論、冗談で言った事はわかっていますが、そういう冗談が出ると言う事は、日本のサラリーマンの多くの人の潜在意識の中に、こういう価値観があるんだという事を、まざまざと見せ付けられた気がして背筋が寒くなりました。
彼の会社は、日本でも有数の超一流企業です。
その会社の社員でも、そういう感覚があるという事に恐ろしさを覚えました。
■私がうつ病に。。
そんな、人一倍コンディショニングに気をつかっていた私ですが、
あるとき、いつの間にやら、火中の栗を拾うような案件をまかされてしまう事になりました。
いわくつきの案件なので、客先には、私がべったりと張り付いて仕事をしていると言ってありました。
実際は、私は別の案件も沢山抱えていたのですが。
さらに、悪い事に、そのいわくつきの案件を手伝ってもらっていた業者の方が、突然、交通事故で亡くなってしまったのです。
昨日まで一緒に働いていた人が、いきなり亡くなる。
この衝撃は、私にかなりのダメージを与えました。
死ぬのなんて、まだまだ先の話。
70代くらいのことだろうと思っていたのですが、人間ってこんなにあっさりと逝ってしまうんだと言う事を実感して、私は混乱しました。
死は、ずっと先の話ではない。いつも身近に、すぐそこに潜んでいる。
たまたま、今までそれに出会わなかっただけなのです。
もしかしたら、今日会社から帰る途中に、車に撥ねられて死んでしまうかもしれない。
これは、私の人生観にとって、コペルニクス的といえるくらいの変化をもたらしました。
それまでも、人生について悩む事は多々ありましたが、この出来事以降、深く深く考えるようになり、
その挙句、うつ病になってしまいました。
病院に行かなかったので正式に診断はされていませんが、当時の状態から考えると、間違いなくうつ病と診断されたと思います。
■やっぱり好きな事をやろう!
トライアスロンに出会って、人間の身体の面白さに惹かれた私は、
普通のサラリーマンたちのコンディショニングの不味さや、
仕事でからだを壊してしまった友人のような人を減らす為に、
何とかしたいと思うようになりました。
そして、人生は一度きりしかなく、しかも、いつ終わるかわからない。
そういう現実に直面して、
「いつかやりたい事をやろう。」と思ってきたけど、そのいつかは来ないかもしれない。やるなら今しかない。
そう思うようになったのです。
それで、会社を辞めて、整体師になる事にしました。
■整体師としてやりたいこと
やはり、多くの方に健康大切さを知っていただき、コンディショニングに力を入れていただきたいと思っています。
そのためのお手伝いができれば幸いです。
しかし、自分ひとりでは限界があります。
幸い、私は、整体専門学校の講師をしております。
多くの優秀な整体師を育て、沢山の方を健康にしたいと思います。
こんな私に興味を持っていただけたなら、ぜひ、あおぞら整体院に来てください。
私が、責任を持って、コンディションを調整させていただきます。
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